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【うつ病の症状】うつ病のさまざまな症状で注意したい点とは?

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うつ病では、さまざまな精神症状が現れます。

では、うつ病の症状としてどんな症状が現れるのでしょうか。
悲しいというよりむなしい

うつ病の第一の症状は、何をしても楽しくない、何をしても興味がわかない

などの強い抑うつ感です。




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誤解されがちですが、うつ病では涙を流すような悲しさは

あまりない場合もあり、むしろ悲しさや、怒りなどの感情の

動きが停止してしまい、むなしさに閉じ込められた状態

だといえるでしょう。


やる気、意欲がなくなる

うつ病になると、何かをしようとか、したいと

感じることがなくなってきます。

仕事や家事や趣味、レジャーなどはもちろんのこと、

身だしなみもおろそかになってきます。

考えの転換ができなくなる

悲観的な考えばかり浮かんできてしまい、どんどん

悪いほうへと考えが及んでしまいます。


事態を解決するための前向きな考えが浮かばず、

悪循環にはまってしまいます。


また、こういった考え方が悪循環を及ぼし、

事実とは違う妄想ともいえるような極端な

思い込みをしてしまうこともあります。


周りがそんなことないよと説得しても

なかなか受け入れることができないという

特徴もあります。


自殺を考えてしまう

自殺とうつ病は非常に関係が深く、死にたい、自殺したい

と自殺を口に出したり、または自殺を試みて

周りがうつ病であることに気が付くこともまれでは

ありません。


つらさを隠してしまう

うつ病の初期の患者さんは、つらいことを隠して

元気にふるまってしまう傾向があります。


本人はつらさを感じていても、周りにはそうは見えないので

うつ病に気付くのが遅くなることもしばしばあります。


うつ病では、抑うつ症状などとともに多くの場合は

身体症状も現れます。


睡眠障害、食欲低下が起こりやすい

うつ病の症状としては、よく眠れないとか、すぐに目が覚めてしまう

などの睡眠障害がよくおこります。


眠れないことでつらい思いをする上に、睡眠不足で

昼間もすっきりしません。


食欲もあまりなくなったりします。


そのためにやせてきたり、疲れやすくなったり

倦怠感が強くなったりします。


さまざまな不快な症状があらわれてくる。

うつ病になると、体がしびれたり、頭痛になったり、

口やのどがかわいたり、さまざまな症状が

現れる人もいます。


体調が悪くなり、内科を受診したものの特に

異常が見つからないことから、精神科を紹介されて

うつ病と診断されることもあります。


うつ病の症状になりやすい人の性格とは?

うつ病になりやすい人には、まじめで几帳面な人が

多いといわれています。また、こつこつと努力を

惜しまない人にもうつ病の症状になりやすい

といわれています。


これは専門的にいうと、メランコリー親和性

性格といわれるものです。


他に、責任感が強い、仕事熱心、凝り性で完璧主義、

秩序を重んじる、他人に気を使う、人の頼みを断れない

などといった特徴があります。


まじめなためにストレスを抱えてしまう

まじめな人は周囲からの信頼が厚いので

いろいろなことを頼まれたり、相談を受けたり

することが多くなります。


その結果、多くの仕事を抱えたり、ストレス

がたまったりしてそのことがうつ病をまねく

原因となっている可能性があります。


ただ、最近はこのようなまじめな性格の人

は減ってきているといわれています。

うつ病といってもいくつかのタイプがあります。


うつ病のタイプによって発症する前の性格が異なっている

ようです。



うつ病の診断方法

現在、うつ病の診断に使われているのが、アメリカ精神

医学会が作成したDSM-Ⅳ(フォー)という診断基準です。


これは、患者さんに起こっている症状に注目し、

症状の数と内訳から診断するというものです。


DSM-Ⅳでは、まず9つの項目について、患者さんの症状が

どのくらい当てはまるかを見ます。


1、ほとんど毎日続く抑うつ気分

2、何も楽しいと感じることができず、無気力で

  興味もわかない

3、食欲が低下している

4、よく眠れない

5、いらいらする

6、疲れやすく、だるさがとれない

7、自分を責めてばかりいる

8、集中力が低下し、考えることができない

9、繰り返し死にたいと思う。自殺を口にする。


9つのうち5つ以上の項目が2週間以上続いている

場合に、うつ病と診断されます。


そのうえで付随する症状についてさらに分類し、

うつ病のどのタイプかを最終的に診断します。


DSM‐Ⅳが使われるようになった背景には

うつ病の診断が難しかったことがあげられます。


特に、うつ病による抑うつ症状は、日ごろ経験する

憂うつ感に通じるものがあるだけに、

どこからがうつ病による抑うつ症状かという

判断をするときに、精神科の医師の間で違いが出る

恐れがありました。


DSM‐Ⅳによる診断は、うつ病を引き起こした背景や

患者さんの抱える問題に焦点があたらない

などの問題点があります。


でも、簡便で診断に違いが生じないため、

精神科の専門医でなくてもうつ病を診断できるように

なって、うつ病の早期発見につながるという

メリットがあります。


現在、この診断方法は世界中で使われています。