うつ病復職支援プログラム

復職支援プログラムには、簡単な作業、軽い運動、

グループでの話し合いなどが組み込まれています。


患者さんの状態によっても異なりますが、最初は

負担のないことから始めて、段階的に参加する内容を

増やすことが多いようです。


作業ではパソコンを使った作業など、職場での作業に近いことを

行い、仕事の感覚を取り戻します。


軽い運動は、体を動かすことのほかに、リラックスした

状態における人との交流を目的としています。


グループの話し合いでは、複数の人と話したり、

かしこまった場での対人関係を作る練習

をします。


また、認知療法を取り入れている復職支援プログラム

もあります。

なお、復職支援プログラムを受ける期間は人によって

まちまちです。

復職支援プログラムによっては3か月から6か月で

区切っているものもあります。


近くで復職支援プログラムを受けられない場合

復職支援プログラムを利用できない人が職場復帰のお

準備を進める場合は、次のようにするとよいでしょう。


生活のリズムを整えるために、就寝時刻と

起床時刻を毎日一定にすること必要があります。

日課表を作って生活をチェックします。


体力をつけるために午前中にウォーキングや

ジョギングを行います。

うつ病の患者さんは朝が苦手ですが、午前中に

行うことを日課にすることで早起きをする

意欲が高まり、日中の覚醒度が上がり、夜によく

眠れるようになります。


午後は図書館にいって、2～3時間本を読んだりします。

家から出て適度な緊張感を保つ練習になります。


以上のことが毎日できるようになってきたら

職場の上司と連絡をとって、あいさつをしたり、

仕事の資料をもらってまとめるなどの作業をして

手慣らしをするのもすすめられます。


復職前に産業医や上司にあっておくのがベストです。

職場復帰が可能な状態になってきたら、産業医や

上司に連絡を取って復職の相談をします。


復職前に不安が高まってくる

職場復帰をする直前になると、不安が高まってきます。

自分の作業能力に不安を感じたり、周りの人

にどうみられるかが気になったりしますが、

これを乗り越えることが大切です。


前もって状況を伝えておく

産業医や上司には、今の状況を伝えるようにします。

無理してすっかりよくなったという必要はありません。

それよりも今の状況を正確に伝えておくことの方が

大切です。


職場に復帰する前に何度か上司にあっておくことを

すすめられます。

上司も安心だし、復帰後のストレスが軽くなります。

---

スポンサーリンク








女性のうつ病　産後うつ病、更年期うつ病

産後うつ病や更年期うつ病では、女性ホルモンのバランスの

乱れが主な要因となって起こります。

周りの人の理解と協力が大きな助けとなります。


女性のうつ病の特徴

女性ホルモンのバランスの影響が考える

生涯で気分障害を発症する頻度は、男性より

女性の方が高いといわれています。


うつ病（大うつ病）は男性の約2倍、

気分変調症、非定型うつ病は男性の4～6倍

多いといわれています。


女性のうつ病が多い要因とは？

女性にうつ病が多い要因の1つとしては

女性ホルモンの影響が考えられています。

女性ホルモンのうちのエストロゲンは、脳内の

神経伝達物質の働きに影響を与えることが

わかっています。

女性ホルモンは月経の周期ごとに分泌が

変動し、妊娠・出産の際にも女性ホルモン

の分泌が大きく変わります。

また、思春期や閉経移行期、更年期は、

女性ホルモンの分泌が不安定になります。


女性は女性ホルモンの変動によって

ストレスを受けやすい傾向があります。


うつ病や抑うつ症状の原因は女性ホルモンだけでなく

発症や症状の悪化には心理的な問題も深くかかわって

います。


妊娠や出産時には、疲労が重なりやすく、生活も

大きく変わります。

閉経移行期の年代では、家庭内での役割が

変化しがちです。

アルツハイマー予防で話題のサプリメントはこちら

　　　↓　↓　↓

その1
http://affi1231.red/s/sllghqn

その2
http://affi1231.red/s/l496o1r


これらの社会的、家庭的要因が、うつ病の背景に

あると考えられています。

妊娠や出産のときにおこるうつ病は、

苦しみをほかの人に伝えにくいため、

見逃されることも少なくありません。


女性ホルモンの変動による心の変化

主に女性ホルモン分泌の変動を原因として

抑うつ症状などの心の変化が現れるものに次のような

うつ病があります。


月経前不快気分障害（PMDD）

月経前不快気分障害（PMDD）とは、月経が近づいてくると

抑うつ症状や不安、情緒不安定などが現れるものを

指します。

過食や過眠がみられることもあります。

月経に関連して、気分の変動を経験する女性は

多いものですが、月経のたびに精神症状が

現れ、しかも症状のために学校や仕事、家庭などの

社会生活に影響が出てくる場合を特にPMDDと

呼んでいます。


抑うつ症状や身体症状は、通常月経前に現れ

月経が終わると1週間以内にPMDDの症状も治まります。


一般の女性が一生の間に経験する月経は約400回

といわれています。

その回数の多さを考えると、PMDDが女性の生活に

与える影響は非常に大きいということができます。


妊娠中のうつ病も多い

以前は、妊娠中にうつ病になることは少ないとかんがえられて

いました。しかし、現在では、特に妊娠初期に10％程度の人が

うつ病あるいは抑うつ状態になることがわかっています。


妊娠中のうつ病は、望まない妊娠や、予期しない妊娠

など、妊娠そのものがストレスとなっているケースが

よくみられます。


過去に気分障害を経験した人や、PMDDのある人なども

妊娠期のうつ病を発症しやすいといえます。


相談先は産科の担当医や地域の保健師へ

妊娠や出産の心の変化については、まずは産科の

担当医や助産師に相談するとよいでしょう。

また、定期健診の際に、地域の保健師に

相談するという方法もあります。


出産に関して産科的なトラブルがなければ

精神科や心療内科などを受診してもよいでしょう。

ただ、妊娠、出産について医師に伝えることが

大切です。